スイゼンジナ
学名 | Gynura bicolor | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | スイゼンジナ | ||||||||||||||||||||||||
別名 | 金時草、ハンダマ、ハルダマ | ||||||||||||||||||||||||
科名 | キク科ギヌラ属 | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | 熱帯アジア | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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解説 | キク科ギヌラ属の熱帯アジアを原産とする多年草です。日本には18世紀中頃に中国から伝来し、平賀源内の著書に「スイゼンジソウ」として記載があり、その変種がスイゼンジナであろうと言われています。名のとおり熊本で野菜として栽培され、水前寺の茶席などで使われていたようです。現在では、4月から降霜まで随時若芽を収穫し、お浸し、サラダなどに葉菜類として利用されています。栄養素としてビタミン類のほか、アントシアニンや鉄分、βカロテンが含まれ、健康野菜として注目されています。葉は互生し先が尖った長楕円形で縁に切れ込みがあり長さ10㎝程度、やや多肉質で、表面は濃緑色、裏側は紫色をしています。茎もやや多肉質で夏の間は盛んに枝分かれして、地を這うように生育し、草丈は30~60㎝になります。5月頃、枝先にアザミに似た黄赤色の花を付け、腐臭を発します。この花には、日本列島を1000km以上も渡りをするアサギマダラが吸蜜に立ち寄り、5月にはたくさんの蝶が乱舞します。 |