クワズイモ
学名 | Alocasia odora | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | クワズイモ | ||||||||||||||||||||||||
科名 | サトイモ科クワズイモ属 | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | 沖縄本島以南、東南アジア | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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解説 | クワズイモ属の植物はアジアの熱帯を中心に約70種類が分布するサトイモ科の常緑性多年草です。クワズイモはその中で最も北に分布する一種でインド北部~中国、台湾、南西諸島~四国南部まで分布します。クワズイモの名は「食わず芋」で、見た目はサトイモに似ているが、食べられないのでそう呼ばれています。 茎が肥大した根茎(イモ)をもち地上をはう太い棒状の貯蔵茎があり、上部は直立し、頂部に葉と花序をつけます。葉はサトイモの葉に似ており形はハート型、長さ60㎝になります。5~8月、数本の花柄を葉腋(ようえき)から出して花序を展開します。 花はサトイモ科でよく見られる肉穂花序です。仏炎包は長さ約15㎝、下部は筒状で花軸を包み、中央部でいったん緊縮したのち、ボート状の舷部(げんぶ)へと広がります。 花後に短いトウモロコシのような粒々の実が出来ます。熟すとツヤのある赤色になり美しいです。汁液にシュウ酸を含み、皮膚に着くとかぶれやすいので注意が必要です。近年は観葉植物として鉢植えで栽培され、アロカシアと呼ばれて流通しています。 |