アマリリス
学名 | Hippeastrum | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | アマリリス | ||||||||||||||||||||||||
科名 | ヒガンバナ科 / アマリリス属(ヒッペアストルム属) | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | ブラジル、ペルーを中心に北はメキシコから南はチリ、アルゼンチン | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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開花エリア | 芝生広場 | ||||||||||||||||||||||||
解説 | 春植え球根として扱われているアマリリスは、園芸上、アマリリスと呼ばれていますが、植物学上はヒペアストラム属の植物で、正真正銘のアマリリスは南アフリカ原産のアマリリス ベラドンナと呼ばれる球根植物です。 原産地は熱帯アメリカで、約80種の原種があります。ヨーロッパへは18世紀後半に2~3種類の原種が入り、19世紀には交配が始まっています。日本への渡来は江戸時代の天保年間に原種が入り、交配種は昭和初期より品種名のない丸弁系や剣弁系として輸入され、日本でも改良が行われました。最近オランダで急速に改良が進み、大輪で色彩鮮明、花弁が厚く、花もちもよく、さらに茎が太く短く、丈夫で倒れにくいすばらしい品種が続々と発表されています。 戸外で栽培すると、春に地下のこぶし大の球根(鱗茎)から葉と太い花茎(蕾)がほぼ同時に地上に現れ、その後花茎の頂部に開花し、夏は細長い葉が30~50cmに伸び、冬になると枯れて地上部がなくなります。花は、花茎の頂点に数輪、直径10~20cmのロート状の花を横向きに咲かせます。花色は赤、ピンク、白、橙、複色などあり、鮮やかで大きな花が人気です。 初夏咲き以外にも、春咲き、真夏咲き、秋咲きの品種もあります。中輪で剣弁の花弁をもつ在来種は寒さに比較的強いのですが、巨大輪で丸弁の花弁をもつ外来種は寒さにやや弱いです。鉢植えや花壇、あるいは切り花として利用されています。 |