ハス(蓮)
学名 | Nelmubo nucifera | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | ハス(蓮) | ||||||||||||||||||||||||
科名 | ハス科(旧スイレン科) | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | 熱帯~温帯アジア、オーストラリア北部(ヌシフェラ種)、北アメリカ(ルテア種) | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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開花エリア | 大池 | ||||||||||||||||||||||||
解説 | ハスは、池や沼などの水底の土中に地下茎が節をつくりながら横走し、節から葉と花茎を水面に伸ばす多年生水生植物です。地下茎はレンコンとして食用にされますが、主に食用にされる系統と、花を楽しむ系統があり、花を楽しむ系統の地下茎は、あまり太らず食用には向きません。ハスの葉は水底の地下茎から水上に伸びた茎の先に直径20~50㎝のツワブキに似た大きな丸い葉を開かせます。葉の表面はろう質で水を弾く特殊な構造をしています。花は、大型の八重咲で、7~8月頃に葉よりも高く花茎を伸ばし、先端に明るいピンク色の花を咲かせます。花色は白花種もあります。 仏教では神聖な花とされ、仏教画ではよく仏陀が蓮(ハス)の花の上に座っている姿が描かれています。これを蓮華座(れんげざ)と言います。ハスの花は昼には閉じて、朝になると再び開くことから、太陽や創造、再生の象徴とされ、インド、ベトナムの国花とされています。 日本では、ハスの花を観賞用、地下茎をレンコン(蓮根)として食用にしますが、外国では花を食用にしたりお茶の原料にも使います。花が終わって花びらが落ちた後、たくさんの実を包んだ蜂の巣のようなグリーンの花托(かたく)が現れますが、その個性ある形状が魅力的なため、フラワーアレンジメントやいけばなで使用されます。 ハスとスイレンの見分け方は、花が水面より離れて高い位置で咲くのがハス、ほぼ水面で咲くのがスイレン、葉が水面から離れて高い位置に展開するのがハス、水面に浮くように展開するのがスイレンです。 |