スイセン
学名 | Narcissus | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | スイセン | ||||||||||||||||||||||||
科名 | ヒガンバナ科 | ||||||||||||||||||||||||
原産地 | ヨーロッパ、地中海沿岸 | ||||||||||||||||||||||||
見ごろの時期 |
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開花エリア | 花の並木道 | ||||||||||||||||||||||||
解説 | スイセンはイベリア半島を中心に、イギリス、ヨーロッパ中部、北アフリカを含む地中海沿岸地域に25~30種が自生します。房咲きスイセンをはじめとした一部の品種はギリシャから中国にまで分布し、日本にも野生状態で生育しています。 RHS(英国王立園芸協会)には1万を超す品種が登録されており、その原種および花形、花色、草姿などから12系統に分類されています。なかでも、代表的な種類に、ラッパズイセン、八重咲きスイセン、房咲きスイセン、口紅スイセンなどがあります。系統によって開花時期が異なり、早いものでは11月中・下旬から、ラッパズイセンなどは3月から4月に開花します。花は、花弁と萼片の6枚と、その基部につくラッパ状の副冠からなっています。副冠は形がさまざまに変化しておもしろいものがあり、色も白や黄色、オレンジ色、ピンク、緑色など多彩です。球根は鱗茎と呼ばれる形で、断面はタマネギみたいです。大きさは種によってかなり異なり、小さなもので5㎜、大きなものは10㎝近くになります。 スイセンは秋植え球根の一つで、花はカップ咲き、八重咲、房咲き、一重咲きと種類が多く、大きさも大輪、中輪、小輪と様々です。花色は白と黄色ですか、二色が混じった覆輪もあります。球根を植えつけると、球根から帯や線状の細長い葉っぱを数枚出します。 出たばかりの葉っぱは付け根が薄いさやのようなもので包まれています。球根の中心から花茎を伸ばして、その先端に1~数輪の花を咲かせます。たくさんの花を付けるものは「房咲き」と呼ばれます。花茎は10㎝~40㎝くらいに伸びます。いずれの品種も秋から初夏にかけて生育し、夏には枯れて休眠します。地植えの場合は、花数が少なくなってきたら夏に掘り上げて植え替えます。開花期の違う品種を植えると12~3月まで花が楽しめます。 |